入れ子(ネスト)で多階層にしたfor文において、複数の階層のループ(繰り返し)処理をスキップさせたいときは、continue文にラベルを指定する。
構文
for ( カウンタ変数を初期化する式A; 条件式A; カウンタ変数を更新する式A ) {
条件式Aが「true」の間、繰り返し行う処理
ラベル:
for ( カウンタ変数を初期化する式B; 条件式B; カウンタ変数を更新する式B ) {
条件式Bが「true」の間、繰り返し行う処理
for ( カウンタ変数を初期化する式C; 条件式C; カウンタ変数を更新する式C ) {
条件式Cが「true」の間、繰り返し行う処理
continue ラベル; // 条件式Bの階層の現在のループ(繰り返し)処理の残りをスキップさせ、条件式Bの次のループ(繰り返し)処理へ移る
}
}
}
条件式Aが「true」の間、繰り返し行う処理
ラベル:
for ( カウンタ変数を初期化する式B; 条件式B; カウンタ変数を更新する式B ) {
条件式Bが「true」の間、繰り返し行う処理
for ( カウンタ変数を初期化する式C; 条件式C; カウンタ変数を更新する式C ) {
条件式Cが「true」の間、繰り返し行う処理
continue ラベル; // 条件式Bの階層の現在のループ(繰り返し)処理の残りをスキップさせ、条件式Bの次のループ(繰り返し)処理へ移る
}
}
}
サンプル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 | package samplePackage; public class SampleClass { public static void main( String[] args ){ for ( int $varA = 1; $varA <= 3; $varA++ ) { sample: for ( int $varB = 1; $varB <= 3; $varB++ ) { for ( int $varC = 1; $varC <= 3; $varC++ ) { if ( $varC == 2 ) { continue sample; } System.out.println( $varA + "-" + $varB + "-" + $varC ); } } } } } |
実行結果
1-1-1
1-2-1
1-3-1
2-1-1
2-2-1
2-3-1
3-1-1
3-2-1
3-3-1
1-2-1
1-3-1
2-1-1
2-2-1
2-3-1
3-1-1
3-2-1
3-3-1
ラベルを指定しない場合の実行結果と違い「$varC」が「3」のときの出力がない点に注目。