明示的型変換(キャスト)とは、明示的にデータ型を指定して型変換すること。
boolean型(論理型)は、変換できない。
boolean型(論理型)以外のデータ型は、boolean型(論理型)以外のどのデータ型へも変換できる。
構文
1 | ( データ型 )式 |
式の型を、データ型に指定した型に変換する。
例
byte型に変換する例
1 | ( byte )int型変数 |
1 | ( byte )( int型変数 + short型変数 ) |
float型に変換する例
1 | ( float )int型変数 |
1 | ( float )( int型変数 + short型変数 ) |
サンプル
SampleClass.java
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 | package samplePackage; public class SampleClass { public static void main( String[] args ){ // int型変数に「100」を代入。 int $int = 100; // int型変数をbyte型に変換し、byte型変数に代入。 byte $byte = ( byte )$int; // float型変数に「1.23」を代入。 float $float = 1.23F; // int型変数に、「byte型変数+short型変数」の計算結果を代入。 short $short = ( short )( $int+$byte ); System.out.println( "short型変数$shortの値は、「" + $short + "」である。" ); // int型変数に、「float型変数+int型変数」の計算結果を代入。 int $intB = ( int )( $float + $int ); System.out.println( "int型変数$intBの値は、「" + $intB + "」である。" ); // double型変数に、「float型変数+int型変数」の計算結果を代入。 double $double = ( double )( $float + $int ); System.out.println( "double型変数$doubleの値は、「" + $double + "」である。" ); } } |
実行結果
short型変数$shortの値は、「200」である。
int型変数$intBの値は、「101」である。
double型変数$doubleの値は、「101.2300033569336」である。
int型変数$intBの値は、「101」である。
double型変数$doubleの値は、「101.2300033569336」である。